大切なこと

道~何でも知っている~


部活帰り 自転車走らせ
向かい風がとてもきつくて
家へ帰るまでに疲れ果てた

小さい頃から 今まで
この道を通ってきたけれど
何も変わっていないこの道

母ちゃんと、父ちゃんとも
友達ともこの道を通り
そして彼女とも通っている

時には歌を歌いながら
時には涙を流しながら
時にはケンカをしながら
この道はなんでも知っている


最終電車が去った後では
自転車置き場で自転車盗み
ゆうゆうと車道をと通り

大声で喚き散らしながら走る
ときどき車のクラクションがうるさいけど
今も冷たい風が吹いている

高速の明かりと工場の煙
いくつかの思い出たちがよみがえり
励ましてくれたり慰めてくれたり

時には歌を歌いながら
時には涙を流しながら
時にはケンカをしながら
この道はなんでも知っている