そばにいて笑ってくれなくてもいいよ。



「「「夢ちゃん」」」


ヒンヤリと気持ちの良くない感覚


でも、暑い夏ならきっと気持ちよくの感じるのか…




大樹先輩が私を後ろから支えながら倒れた




「大…丈夫だから、
裕先輩は、何もしてない…お願い…」




「分かったから、病院…」




私は遠退く意識…



冷たくて、燃えるように暑い傷口に限界だった




「なんで、俺なんかの為に…
夢…ちゃん…」




「だって、好きな人助けたいんだもん
見捨て…られ…ないよ
裕先輩…も大切だから…助けたい…」





津田サブが家の病院に電話してる




先輩は、傷口を手で押さえてる




その手を私は離したかった




「大樹先輩…もういいから…」




ほぼ貫通に近かった




刃渡りは長く…大樹先輩より小柄の私の体だ



「何がいいんだよ!
夢ちゃん帰ってくるのだけを楽しみにしてきたのに…今更諦めらんねーよ!」





先輩の甘い香りが鼻を抜けていき


傷口にも来る度、意識が遠くなる