そばにいて笑ってくれなくてもいいよ。




「電話だ…」



「もしもしっ」



私はキャプテンだったから躊躇なく出た



向こうに着いたら連絡する約束だったから





「夢ちゃん!今どこ?」




私は手が震えた



「お兄ちゃん…ほっといて」





兄妹なんだから…




「大樹先輩は?いつまでも抜けない敬語は?夢ちゃん…」





「兄妹だよ、意味ないよ全部…
それで用は?」




私は柔らかく消えそうな声で聞いた




「会いたい…戻って来い!
もう、辛い思いさせないから
俺のそばにいなよ」





最初の一言が大樹先輩の感じじゃなかった…