そばにいて笑ってくれなくてもいいよ。




俺はぎゅっと目を瞑ってる…



夢ちゃんが殴られる音…

何もできない…




そう思い込んでた…



だけど、肩を叩かれて支え歩いてる相手は顔を傷だらけにした夢ちゃん




拳は、血だらけ…顔も血だらけ




裕に勝ったんだ…




「大樹先輩は明日今日で一応検査受けてください、頼んであるので
明日夕方に来るから、」




俺は頷いた



夢ちゃんは、心配性だし…





検査を受けて、夕方まで暇してた



キャプテンが来てくれたけど


どこか、寂しげで悲しそうだった




俺どうなってんだ…