「大樹先輩…目瞑ってて? いいよって言うまで…。 すぐですから待ってて下さい」 「分かった」 先輩はかすれるような小さな声で 「うっ…」 私は、なぐられた 「夢…ちゃん おい!辞めろ!」 「目瞑っててお願い!」 先輩は険しい顔してる 「やり返さないわけ?」 「大樹先輩…守るの あの時の分まで殴って」 痛いよ…息もしてられないよ… 大樹先輩…大好きだよ… 例えお兄ちゃんでも…大好き…愛してる 「あの頃みたいに本気だせよ? 何でだよ…兄貴守りたいだけだろ?」