そばにいて笑ってくれなくてもいいよ。



「裕先輩お待たせしました」



「夢ちゃん」




私は不敵な笑みを浮かべる裕先輩に不気味さも感じられた





「裕先輩は私を恨んでたんでしょ
トップになりたかったけど、私に邪魔された…」





「それだけじゃない」





「裕先輩はチームから追い出された
私に負けのを言い訳に協定を破ってた
リーダーなのに追い出された」





私はとにかく冷静だった




「分かってたんだな…
大樹が辞めるか決着つけるか
悩んだんだろ?」





「悩まなかったですよ?
決着つけるに決まってるじゃないですか
大樹先輩いや兄を犠牲にしません」





私は睨むような目付きにお互いになったのに気が付いた




今更戦って何になるのか…



私は大樹先輩をまもりたい





裕先輩はトップになれるわけでもないのに