NA-MI-DA【金髪文学少年の日常】

殴るのも殴られるのも好きではない。


中学生の頃はそれにも関わらずしょっ中ほっぺと拳が腫れていた。


なぜかと聞かれれば、成り行き上、と言うしかない。


所属していた水泳部の仲良くなった先輩がかわいく言えばやんちゃな人で、気づいたら自分も同じところにいた。


今は、教師に目を付けられる部分と言えば髪の色しかない。


先輩とは別の高校に行き、気がつけば会うこともなくなっていた。


ナミダは、結構真面目に青春を謳歌していると自負している。