NA-MI-DA【金髪文学少年の日常】

さて、どうしたものか。


そろそろ戻るか。


いつまでも小学生みたいに拗ねてるわけにはいかない。


もっともナミダには、何がこんなにも自分の心をかき乱しているのかわからなかった。


遠藤、凪人、遠藤


埃っぽい空気を胸いっぱいに吸い込んで、ナミダは店を出た。