次の日、大我は莉菜に告白した。
答えなんて聞きたくなかった。
「俺、莉菜と付き合うようになった!」
付き合うの?
本当に?
大我はもう莉菜の大事な人?
莉菜はもう大我の大事な人?
じゃあ私は?
「若菜!応援してくれよ!」
「分かってるよ…ー」
出来る訳ないじゃん。
頑張れなんて言える訳ないじゃん。
でももう届かないんだよね。
「大我、私ね、大我の事好きだったよ。でももういいの」
「え?若菜?」
「ふふっ。なーんてねっ!」
「驚かすんじゃねーよ!」
「ごめんごめん」
嘘じゃないのに、本当なのに。
また私は嘘ついてしまった。
バイバイと恋が終わる音がした。
大我、大好き…ー。