「若菜!付き合って」

え…ー?

「買い物付き合って!」

「え、あ、うん」

買い物か…ー。

てっきり告白されたのかと思ったよ。

「なぁ若菜。俺さ、莉菜に告白しようと思ってるんだ」

時間が止まった。

告白。

それは私がずっと避け続けていた言葉。

大我はその言葉を

ハッキリと言った。

「若菜…?どう思う?」

「私が決める事じゃないよ」

「だよな…ー」

本当はやめて欲しかった。

告白してほしくない。

辛いよもう…ー

苦しいよもう…ー

シクシクと恋が悲しむ音がした。