ゴホンと咳払いをして
みっくんは私を確かめる様に、チラッと見てから──
「ところで…ツグねぇちゃん!!会いたかったよ~!ツグねぇちゃんが可愛がっていた密貴だよ…」
にっこり、極上の笑みで私を見下ろした。
「あ~うん、いやね、それは、確かに可愛がっていだけど…まだみっくんが小さかったからで…」
異常なかわいがり方だったかも知れないけどさ…
目の前の彼は、私を軽く追い越した身長に
金髪に──可愛かったあのころのみっくんの面影は全く感じられなくて…
変わりすぎたみっくんをまともに見れないまま、ごにょごにょ言っている私のすぐ左側にみっくんの気配を感じた。
右側には竹田さん。
左側にはみっくん。
ヤバい。
やっぱりモテ期到来なの?



