脳裏に過ぎった言葉が回りだす。 “最後”って─── 「…」 ヤバい。 変な汗が出てきた。 ドキドキする中、更にドキドキするする事が起こった。 何も言わず、繋いだ手にぎゅっと力が込められて───… 「…」 「ツグミさん」 「…はい」 焦ってるのにすごく普通の声が出た。 「私と結婚を前提に付き合って下さい」