久々に見る兄は、髪を茶色に染めていてピアスも空いていて細身で…
でも、優しそうな目もとは変わっていなくて…

なんともいえない違和感があった。


まあ、その容姿なのにクマさんのエプロン着けておたま持ってるからかもしれないけれど。


「学校、行くぞ。」

「え?」


今まで本と食事用意してくれるだけだった兄から、学校へ行けと催促されている。


「どゆこと?」

「いいから行くぞ。」