図書館のキセキ



クラス分けの紙を見ながら

自分の名前を探す。


「え、」


あきの動きが止まった。


『あき?どうしたの?』


そう聞きながら

私も自分の名前を見つけ、

クラスメートの名前を見る。


『うそ…。』


私達は、私、あき、まいこ、そして

中瀬絵里香という子を含めた

4人で仲良くしてた。


えりかは典型的な女子で、

可愛いものが大好き!

っていうような感じの女子。


でも、本当はすっごく優しくて

気が利いて、周りのことを

ちゃんと見てる素敵な子。


「ゆな、これ夢じゃないよね…」


『ほんっとに、夢みたい!!!』


私達4人は全員同じクラスだった。


クラス分けの紙の真ん前で

あきと私は抱き合って喜び、

まいことえりかが来るのを待った。


そして、2人が来た後は

4人で抱き合って喜こんだ。