図書館のキセキ



それから、残りの春休みも

似たような感じで過ごし、

新学期が始まった。


「ゆなっ!おはよう」


『おー、あき!おはよー』


声をかけて来たのは

高校でできた友達の棚田亜樹。


あきは、サバサバ系女子で

運動神経がとてもいい。


それに加えて頭も

良いからすごくモテる。


だけど、あき自身男にあんまり

興味なくて

いつも数多くの告白は断って来た。


それがまた、彼女の良い所。


そして、私はあきと一緒に

クラス分けの紙が

貼られている場所に向った。