図書館のキセキ



それから20分ぐらいたった。


だけど、前の人はまだ起きない。


なんか気になり、集中出来なかった。


だから、じーーーっと、

その人のことをみてた。


ーーーガタッ!!!


落ちる夢でも見たのか、

ガタンっとなり前の人は起きた。


じーっと見てたせいで

目があってしまう。


あんまり笑うのも失礼かなと思い、

とりあえず、少し笑った。


向こうは恥ずかしそうに

頭をくしゃくしゃとして

少しこちらに頭を下げた。


ーーーードキッ

か、かっこいい!


なんて思ってるうちに前の人は、

勉強を始めてしまった。


どんな人だろーなんて、

少し気になったけど、

私も勉強に集中した。