図書館のキセキ



そんな中で新学期が始まった。


学校は文化祭に向けての準備で

どのクラスも熱くなってた。


受験も大事だけど、

最後の文化祭だし、という事で

私とまいことあきとえりかは

クラス企画の実行委員になった。


言えば、企画立案とその仕切り。


まず、うちのクラスは何をするかの

話し合いをした。


「何か案ある人ー?」


そう言うまいこの呼びかけに、


何人かの人が手をあげてくれた。


「お化け屋敷!」や

「無難に食べ物とか。」など、

定番の案が出された。


「んー、定番中の定番ね…

やっぱり、他とかぶらないの

やりたくない?」


まいこがそう言った。


その言葉にみんなが頷き、

そして考えた。


そこで、私はひらめいた。


『はい!』


「お、ゆな!どうぞ!」


『写真屋さんと言うのは

どうでしょうか!?』


写真屋さん?とみんなの頭上に

はてなマークが浮かんだのが分かった。


「写真を飾るってこと?」


『違う違う、私達が撮るの!

んーと、ほら、七五三の時みたいに!


みんなで衣装を作ったり、

家にある着ぐるみとか持って来て

くまさんセットとかお姫様セットとか

作って、それを選んでもらって

着てもらって、それを私達が撮る!


その場で出てくるカメラあるじゃん!

昔のやつみたいな、あれで撮って、

出てきた写真にセンスのある子が、

字とか書きいれる、即席で!

うん、そんな感じ。』


話し終えた後のみんなは、

無表情で、あ、やっちゃったかな

みたいなことを思った。


だけど、それ、いいじゃん!と言う

声があちらこちらから聞こえて、


大勢多数の賛成で私の案が

採用されることになった。