そしてお盆も終わり、
夏休みも残すところ後1週間。
私は毎日図書館に行った。
朝から行って、お昼は一旦家に戻り
ご飯を食べてまた行く。
そんな生活をしてたけど、
とうとう、ラスト一日になってしまった。
結局あの人は現れぬままで。
だけど、最後の一日も私は
図書館で過ごしていた。
お昼時になり一旦家に帰り、
3時ぐらいにまた、図書館に戻ってきた。
すると、私の特等席の前に人が
ーーーあっ!あの人だ!!
とうとう見つけた。
やっと会えた。
でも、足がすくんで動かなかった。
私のことなんて覚えてないかもしれない。
声なんて絶対にかけれない。
葛藤が続き、悩んでも仕方ない!と
吹っ切れた私は意を決し
特等席へと向かった。
