しばらくすると、かずまが来た。


「わりぃ、遅くなった。」


『ん、大丈夫』


2人はいつも通りベンチに腰掛ける。


「話って…俺が昨日

言ったことだよな…?」


『もちろん。…ねぇ、かずま?』


「ん?」


私の答えによって

2人の関係は変わってしまう?


そうやって聞こうとした。


でも、今聞くべきじゃない、

そう思った。


かずまなら、きっと、どんな答えでも

受け止めてくれるはず。


『いや、やっぱりいい。

あのね!私、どうしてもかずまと

付き合うとかそうゆうのする所

想像できないの。


かずまの気持ちはほんっとに、

嬉しい。できるなら答えてあげたい。


だから、私がこれから好きになるのも

ありだと思った。


でもそれって、違うよね。

かずまならそうゆうの嫌うと思った。』


かずまはこくりとうなづき、

その通り、と声を発した。


『かずま、私かずまのこと好きだよ。

でも、それは家族みたいな感じ。

かずまはいっつも

私のこと考えてくれてたのに…


ごめんなさい。これが私の気持ち。』


もう、泣いちゃいそうになった。


絶対に辛いはず。


そんな時でもかずまは笑顔を見せた。


「真剣に考えてくれたんだな。

ありがとな。それだけで十分だよ。

………………っ、、」


話が途切れ何かとかずまをみた。


かずまは下を向き泣いていた。