第二予選が始まった。


それぞれが自分の精一杯の力を

出してボールを繋いだ。


でも、開始10分で相手に先制ゴールを

決められてしまったまま、

前半戦が終わる。


戦意が薄れた選手達に

ドリンクとタオルを渡す。


空気が重い。

こんなんじゃ勝てるわけない!


「おい!お前ら!何沈んでんだ!

まだ、後半戦があるだろ!

まだまだ、俺たちの力、

見せきれてねーよ。

これからが頑張りどころだ!!」


かずまの一言でみんなの顔つきが

変わった気がした。


そして始まった後半戦。


ボールをとったり取られたりを

繰り返す。


そして、こっちが攻めの姿勢に入った。


ボールを持っているのはかずま。


『いけーー!!!かずまーー!!』


そして、かずまはボールを蹴った。