兄を殺した憎き相手が
私の愛する人だったなんて・・・。
その上、シャーゼを殺すなんて・・・
あの人は敵・・・
絶対許してはいけない憎き相手のはずなのに・・・
風で揺れるサラサラの黒髪、高い鼻を強調した横顔。陽の光に照らされ、エメラルドの光を放つ緑色の目。彼の高い身長、鍛えられた体、私を抱き抱える腕。全部好きなのに・・・
『サラ…愛してる』
まだ、こんなに好きなのに、どうしたら良いの・・・?
*********************************************************
ようやく、シャーゼの家にレイゼル家、赤の王の護衛兵が到着した。
「アレクサンダー王、お迎えに上がりました。さぁ、行きましょう。」
サラ・・・サラ・・・・
サラがあのフェルツ家の王女だったとは・・・・
純粋で、か弱くて俺が守ってやりたいと思った。
サラを俺の嫁にして、幸せにしたいと思った・・・・。
そのためにこの国を変えようと思った・・・
だが、サラは俺の憎き相手、フェルツ家の・・・王女・・・
「うおぉーーーーー!!」
俺はやりきれない気持ちに咆哮した。
*********************
私の愛する人だったなんて・・・。
その上、シャーゼを殺すなんて・・・
あの人は敵・・・
絶対許してはいけない憎き相手のはずなのに・・・
風で揺れるサラサラの黒髪、高い鼻を強調した横顔。陽の光に照らされ、エメラルドの光を放つ緑色の目。彼の高い身長、鍛えられた体、私を抱き抱える腕。全部好きなのに・・・
『サラ…愛してる』
まだ、こんなに好きなのに、どうしたら良いの・・・?
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ようやく、シャーゼの家にレイゼル家、赤の王の護衛兵が到着した。
「アレクサンダー王、お迎えに上がりました。さぁ、行きましょう。」
サラ・・・サラ・・・・
サラがあのフェルツ家の王女だったとは・・・・
純粋で、か弱くて俺が守ってやりたいと思った。
サラを俺の嫁にして、幸せにしたいと思った・・・・。
そのためにこの国を変えようと思った・・・
だが、サラは俺の憎き相手、フェルツ家の・・・王女・・・
「うおぉーーーーー!!」
俺はやりきれない気持ちに咆哮した。
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