カランカラン。

早朝。カタールじいさんは店の入り口で
誰かが横たわっているのを見つけた。

「これは・・・。」
ロゼルフの死体が置いてあり、
胸の前で両手が交差されていた。
また、その両手の下には花が添えられていた。

「ロゼルフ・・・・あぁ、ロゼルフ。
なんということじゃ。」
こうなることは予測をしておった。
「だから言いたくなかったのじゃ、だから・・・。」
老人はロゼルフの前で大声をあげて泣いた。

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その店の外側の窓からアレクサンダーはの中の様子を伺った。
「すまない・・・俺の責任だ。だが、必ず仇はとる。」

すると、アレクサンダーは馬に跨り、その場を後にした。

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