「シャーゼ!!ゼフェルやめて!!」
あまりの出来事に私は、その場に立ち尽くし両手で口を抑えた。

ゼフェルは倒れたシャーゼに近付くと耳元でこう言った。
「サラの弟的存在だから大目に見るが、てめぇがもし他人だったら殺してたとこだ。感謝しろ」
冷たく言い放つと私の腕を引っ張り、シャーゼの家を後にした。



「アリアァ・・・。」
シャーゼはうつぶせになりながら泣いた。

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