夜の7時、エンジェル公園広場に到着した。
白いアーチを潜り、園内に入ると早速女を侍らせたロゼルフを発見した。
「おーやっぱ来たか」とのんきに挨拶をするロゼルフ。
その傍らでキャーキャー騒ぐ高価で派手で露出度が高いドレスを身に纏った女ども。
俺は、軽く「おお」と挨拶すると、早々にあの少女を探した。
タイルで敷き詰められた園内の中央には噴水が在り、今日はいつもと違って七色にライトアップされていた。広場の円周には野菜や花やアクセサリー等の色とりどりの鮮やかな軒が連ね、周りを囲っていた。噴水の周りではこの国伝統の音楽に合わせ男女が踊り回っている。
俺は、その光景を端で見ながら場違いなところに来たと思い、少し後悔しかけたが、急に後ろから誰かに軽く服を引っ張られるのを感じ、俺は後ろを振り返った。
後ろを振り向くと少し縮こまった姿勢のサラが小声で言った。
「あっちの丘だと静かだからそっちに行きましょう。」
そう言うと彼女が俺の腕を引っ張った。
なにがなんだか分からなかったが…。
「もうちょっとです。」
「こっちです」と言うたび
おどおどしながら俺の方に向く姿が
なんとも健気で可愛いらしいかった。
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白いアーチを潜り、園内に入ると早速女を侍らせたロゼルフを発見した。
「おーやっぱ来たか」とのんきに挨拶をするロゼルフ。
その傍らでキャーキャー騒ぐ高価で派手で露出度が高いドレスを身に纏った女ども。
俺は、軽く「おお」と挨拶すると、早々にあの少女を探した。
タイルで敷き詰められた園内の中央には噴水が在り、今日はいつもと違って七色にライトアップされていた。広場の円周には野菜や花やアクセサリー等の色とりどりの鮮やかな軒が連ね、周りを囲っていた。噴水の周りではこの国伝統の音楽に合わせ男女が踊り回っている。
俺は、その光景を端で見ながら場違いなところに来たと思い、少し後悔しかけたが、急に後ろから誰かに軽く服を引っ張られるのを感じ、俺は後ろを振り返った。
後ろを振り向くと少し縮こまった姿勢のサラが小声で言った。
「あっちの丘だと静かだからそっちに行きましょう。」
そう言うと彼女が俺の腕を引っ張った。
なにがなんだか分からなかったが…。
「もうちょっとです。」
「こっちです」と言うたび
おどおどしながら俺の方に向く姿が
なんとも健気で可愛いらしいかった。
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