私は、料理を皿の上に盛り付けるとシャーゼの前に運んだ。
彼は体をあまり動かせないため昼食もベッドの上で食べる。

「アリア~」
「ん?」
彼はこの国の伝統的な料理マゼラン(肉野菜炒め)を食べるのを止めると甘え口調で私を呼んだ。「何?」私は首を傾けて彼を見ると
「もし、僕の病気が治ったら約束して欲しいんだ。」と真剣な顔つきで、そう言ってきた。

「なーに?」と私は笑顔で尋ねると
「僕のお嫁さんになってほしい」と言われた。

「え!?」