「...あ、そうだ」


せ…春太先輩はなにか思い付いたように顔を輝かせると、

耳元で


「次、生徒会長って言ったら罰ゲームだからね?」


と、囁いた。


耳に春太先輩の吐息がかかって何だかくすぐったかったが、

「...は、はい」


私が何とか絞り出した声で返事をすると、
春太先輩は無邪気な笑みを浮かべて、私の頭をぽん、と撫で自分の教室に帰っていった。