...俺には何でもないことだ。



そう思うも体は動いていて、がた、と机から立ち上がっていた。



「あ、舜くんどこいくの?」


それに気付いた女子が甘ったるい声を出して俺を見つめてくる。




「...水を買ってくるだけだ」


軽く不機嫌になりながらその場を離れる。