生徒会長に労いの言葉を一番にかけたのは、
黒に近いダークブルーの艶のある髪に切れ長の瞳が特徴的な美人な女の人。

軽い感じで私の方を向いたのは、
生徒会長よりも明るい癖のある茶髪の前髪をピンクのピンで止めた、ぱっと見ちゃらそうに見えるが綺麗な顔をしている男の人。

異常なまでに「可愛い女の子」というものに食いついてきたのは
背が高くて前髪をななめに分けて胸より長く伸びた暗めの茶色の髪の毛先を軽くウェーブさせている、残念な匂いが漂う美人の女の人。

そして最後にうんざりとした声をあげたのは
無造作な黒髪のスタイルが異様に似合っていて、一番常識人に見える、泣きぼくろが特徴的な男の人。


生徒会長はそんな4人の前にたち、

「ようこそ生徒会へ」

と、両手を広げて笑った。