柚希と別れ、私は生徒会長と一緒に生徒会室へ向かった。
「えぇと、急にごめんね？この前の返事を聞きたくて。」
「あ、勿論OKですよ！」
私は"生徒会長の頼みですし"と冗談っぼく付け加えて微笑みながら、まだ繋がれている手に気付き、何故か気恥ずかしくなって視線を落とした。
「あ、あぁごめん」
生徒会長は特に慌てた様子もなく、優しく微笑むとこれまた優しく手をほどいた。
…紳士ってこういうことをいうのかなぁ
ぼーっと考えていると、いつの間にか生徒会室についていた。
「やっほーみんな!!役員さん連れてきたよーっと」
生徒会長がそう言いながらがちゃりと扉を開け中に入るので、私もおずおずと中に入った。
