「...はぁ、もういいわよ。どうせ後でまた会って二人でじっくり話すし...」


私がふてくされたようにそういうと、結城は突然口を開き、

「__っ、」

と、自分自身を制すように途中で言葉を遮った。


「どうしたの?さっきから...」


私がいつもとは違う結城に少し心配を覚え、
首を傾げながらそう尋ねると、

「な、なんでもない。ほら、早く日誌取りに行くぞ。」

と少し慌てた様子であるきだした。


「...?」


若干不思議に思いつつも、また結城のことばかりになりそうな心に気付き、私も慌てて後についていった。