「ほんとにごめんなさい!!!」

階段の傍でおもいっきり頭を下げる私。

結城は憮然とそれを見ている。


「ははは、いいよ気にしないで?」

頬を擦りながら、茶髪男…もとい、生徒会長がやんわりと微笑む。

...さっき全力でひっぱたいてしまったのは、他でもない生徒会長だった。


怒鳴られるのを覚悟していた私だけど、生徒会長に笑顔で許していただいてしまった。

噂では聞いてたけどほんとに優しかった...!