そう確信した途端身体中が熱くなった。

と、とりあえずお礼言わないと...!



私は振り向き、

「ご、ごめんなさい、ありがっ…」





...そこまでいいかけて息が止まった。


目の前にいたのは茶髪の男。

結城じゃ、ない



考えるより先に手が出ていて、


「っ!?きゃああああ!!!!」


私の強烈な一撃が、茶髪男の頬を真っ赤に染めた。