「なら多分、お前の前だけだが」
相手の弱点を知ってるとこうも違うのか...?
そう首を傾げ呟く結城だったが、私はその前の一言が頭から離れなくなった。
「あっ、なっ...!?」
口をぱくぱくさせることしか出来ない私に気づかず、結城は付け足しのように
「...あぁそうだ、はやくいくぞ」
この為に朝早くきたんだ、といい、その場に立ち尽くして動こうとしない私の腕をめんどくさそうに引っ張り廊下にでた。
な、なんなのよホントっ...!?
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