「何をしているんだ。」 不意に声が聞こえ、男子生徒が驚きの色を顔に滲ませる。 「...ここは公共の場だ。」 静かで、だけど氷のように冷たい眼差しに、今度は男子生徒が恐怖を感じたのか、私から離れる。 私は途端に力が抜け、床にしゃがみこんでしまう。 「う、う、憂さんすすすすいません!わ、忘れてください!」 男子生徒は突然現れた彼__結城をちらちらと見やりながら廊下を駆けていった。