腹黒ちゃんと無表情王子。Ⅰ





「っ!?」

「ごめんなさい、でも、こうするしか...」

男子生徒は不敵な笑みを浮かべ、徐々に距離を詰められる。



「...っ、やっ..」

恐怖を感じ、男子生徒を押し返そうとする。

「憂さん、そんなひ弱な力で僕を押し返せるんですか?」

楽しげに笑い出す男子生徒。

「っ、」

多分、今私は涙目だ。


__誰かっ__

あと数㎝、というところで強く願う。

__誰か、助けっ...