腹黒ちゃんと無表情王子。Ⅰ




「っ、!?」

「あ、ご、ごめんなさい!だ、だけど僕っ、君を、__本気で自分のものにしたいんだ」

最後は弱々しい表情から、まるで獲物を狙うような表情に変わる。


「...っ」

本能的に危険を感じ、思わず後ずさる。


「...赤ずきん、可愛いですね。」

「え?あ、ありが...とう?」

咄嗟に疑問系になる。

「ほんと、可愛いです。...憂さん、男は誰でも狼になれるんですよ」

「...へ?」

「狼役、いないんですよね?なら、僕が__」

するといきなり壁に私を押し付け、距離を縮めようとしてくるその男子生徒。