腹黒ちゃんと無表情王子。Ⅰ



検討はついている為、妙に落ち着いた気持ちになる。


「うん、なぁに?」

「!...僕、えっと、う、憂さんのことが好きです!付き合ってください!」



私の微笑をきっかけにしたのか、一気に告白される。

...この男子から告白されるのは多分二回目だ。

勇気だけは凄いと思う。

「...ありがとう、嬉しい。だけど、私、今は誰とも付き合う気は無くて__」

「こっ、今回だけは僕も引き下がりません!」

ひとまず驚いた顔を作ってから、いつも告白を断るときの言葉を紡ぐ。

でも、男子の大きな声に遮られてしまった。