私はその歓声に混ざりつつ、少ししてから教室を出る。 クーラーがきいているはずなのに、教室は蒸し暑くてたまらなかった。 「...廊下の方が涼しい」 私が一人で苦笑していると、 「...う、憂さん!」 聞きなれない声が私の名を呼んだ。