__… 「...む、そろそろ戻る時間だな」 「あれ、もう?」 「嗚呼、あと一つまわるのが限界だろうな...」 そう言いながら、ふと結城の視線が一点を見つめる。 「...なぁ、あそこで最後にしないか?」 「ん?いいよ、って、え?」 そこに書いてあったのは __逃げられない という、お化け屋敷特有のどろどろとした文字だった。