「...ほんとお人好しだなお前は...」

「え?何でよー」

更に増えた重さに耐えながら結城と話す。


「さっきの量でも辛そうだったのに、自分の重荷を更に増やしてどうする。」

「柚希のためだからいーの!てか、重くないもん」

精一杯強がりながらペットボトルを運ぶ。


「嘘つくな」

「嘘じゃないもん」

「...はぁ、全く。」

それでも強情な私にため息をつく結城。


...呆れられちゃったかな?

そんな不安を少し抱きつつ、ちらっと結城を見る。