「お茶買ってくるけど、皆なんか欲しい?」

柚希が自分も疲れているだろうに、同じように疲れている皆を労うようにそう問いかける。

「あ、柚希私もいくよ!」

皆からリクエストとお茶代を受け取り出ていこうとする柚希に慌てて声を掛ける。

「...俺も行く。女子二人にこんな量任せられん。」

私に続いてそう言う結城。

「ごめんね、三人とも優しいっ!」

「じゃあ、お願いしますっ」

そんなクラスメイトの声を受けながら、私たちは教室を後にした。