__次の日。



「結城くんおはようっ」

「...朝から煩わしいな、」

いつものように結城ファンが結城に突き放されているというのにうっとりとした眼差しを彼にむけている。

...なにあれMなのかな

私は若干引きつつも隣の席についた彼に

「舜くんおはよう?」

と、柔らかく微笑みかける。

正体ばれたところで引き下がる私じゃないわよ...!

「...」

彼は私を一瞥すると黙って教科書を整理しだした。

わ、私には言葉すらかけないってわけ...!?