「あ、えっと...自分のクラスの事とか、この時間帯に来て大丈夫なんですか?」
「嗚呼、俺元々生徒会であんまいられないからあんま仕事ない役目にしてもらってるし、今休憩だから」
席に案内し、気まずいけど仮にもお客さんだし、何か話さねば、と、たどたどしい私の問いに笑顔で答える春太先輩。
柚希は即、晃先輩のところへ。
「あ、あぁ、そうなんですかーっ」
私が頑張って会話を繋いでいると、クラスメイトに他のお客さんが私と話したい、と言っていることを伝えられた。
もう、なによここ!メイド喫茶じゃあるまいし、指名とか...!
「あ、じゃあ私いきますね!春太先輩、ごゆっくり!」
私が少し慌ててそう言うと、春太先輩はやっぱり笑顔で手をふってくれた。
告白した気配など、微塵も感じさせない。
少し不思議に思うも、とりあえず他のお客さんのところに向かった。