「何名さまですかー?」

「えーと、5人です。七瀬ちゃんに会いに来ました。」

ナンパ避けに少し俯きながらそう言うと、聞き覚えのある声がして、はっと顔をあげる。














「あ、し、春太...先輩!」


「ん、やってるね?赤ずきん、可愛いじゃん」


そこには、これでもかという程の爽やかな笑みを浮かべた春太先輩がいた。