腹黒ちゃんと無表情王子。Ⅰ




「ねねね、晃さんとまた喋っちゃった!」

そっと胸元の痕に服の上から触れていると、柚希が凄いテンションで話し掛けてきた。


彼女は積極的だから、もしかしたら晃先輩とくっつく可能性もあるかもしれない。


「うぅ、柚希は輝いてるなぁ。」

私が思わず溜め息を零すと、

「えー?じゃあ憂そろそろコクっちゃえば?」

柚希がとんでもないことを飄々といってのけた。


「...柚希の春を私にまで植え付けないでくれるかな」

半眼で柚希をみると、柚希は肩をすくめて、

「みてるこっちがむず痒いわ」

と苦笑が混ざった笑みでいった。


「なにそれ。」

私が笑みを零すと、柚希も明るく笑った。




柚希と話してると、休み時間が終わったらしく、皆それぞれ、文化祭の作業に取りかかった。