「ひゃっ!?ゆ、結城!?」
思わず変な声をあげてしまい、羞恥心から火がついたように赤くなる私。
「五月蝿いな、生徒会長と同じことをするだけだ。見えないところなだけ有り難いと思え。」
と、結城が理不尽極まりない事を言い出し、首元で小さな音を立てる。
「っ...」
春太先輩の時とは何かが違う、ピリッとした痛みと共に甘い感覚に酔いそうになり、慌てて声を抑える。
「...っ、すまないっ」
唇を離した結城が我にかえったように、本気で珍しく、目に見える程狼狽した。
「へ、あ、いや...」
そんな結城に文句を言う元気も、蒸気した頬を隠す元気もなく、へたっとその場に座り込む。
また思い付き?
それとも__

