他のやつに入られるのが嫌だっただけだ」



「..え」


そういって少し照れたように顔を背ける結城に

脈がこれでもかというくらい早くなって


__勘違いして、いいの?


という言葉を、柚希が黒板を書き終わりざわついている皆に声をかけなければ


私は結城に伝えてしまっていたかもしれない。