頭を過るのはいつも結城。 ラストワンの結城。 ...結城。 迷惑だって思ってずっと否定してきたけど、 こんな気持ちなんて私らしくないけど、 ねえ、思うだけなら許してくれますか? 枕に顔をうずめながらいろんな言葉が口から紡がれる。 __我ながらどんだけなの? 思わずひとりで苦笑しながら、私は柚希の言葉を思い出していた。