ジトッと二人は俺を見てきた。
「何…?」
「鈴川さんの家大丈夫?」
「あ、あぁ…」
「じゃあ決定だなっ」
「おいぃぃぃ」
ったく、こいつらのペースに引きずられている。後に俺は死んでしまうだろう。
でも、楽しい。こんなに楽しいの…何年ぶりだ?凛といたときもあんまり心から楽しいと思ったことはなかった。
「仕方ねぇな」
もう引きずられたままでいいや。楽しいならいい。