『六年二組に新カップル登場!
和田修也&鈴川琴音』
と大きく見出しが書いてあり、その横にバカデカい俺と和田が抱き…あってる(?)写真が印刷されていた。
「……」
言葉が出ないほど引いている。
もう目なんて死んでる以上に…絶望でできた目だ。
「あぁぁ…」
「鈴川さん、しっかりっ」
俺がスポットライトを浴びてチャラリーンみたいなポーズをしていると椎名は小さくガッツポーズをしていた。
ふっ、やるな、現実、そして…青春よ。
でも俺はたかが現実や青春などに負けたりしない!俺が負けるのは…地球温暖化とか?
そう、人の力ではなんにもできないもの以外に俺は負けたりしないのだっ!